◆掲載開始 2007/3/7
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◆現場日記◆【2008/ 4/ 23 友引】
更新番付【に】
大工になって早くも13年経ちました。自分が職人として今、信念を持ち現場をこなせているのは 厳しく接してくれた親方(父親)、そして、現場で接してきた 『お客さん』がたの支えがあるからです。
13年前の自分から見た親方(父親)とは、経営者と言うより昔ながらの職人で、「仕事は盗め!、見て覚えろ!」、そう言う親方でした。・・・今でも変わらず仕事に関しては頑固者で現場命と言った職人気質な所は変わってない親方なんです(^^;
その親方の下で修行を始めた最初の2年間は、作業場では刻みだけで、現場に出てからは雑用ばかり。親方には散々怒鳴られていました(^^;)
自分と同い年の友達で大工の道に進んだものが何人かいたのですが、見習で入ったその年に親方から墨付けを教わったり、現場に出ても雑用ではなく親方に手取り足取り教えてもらいながら修行をしていました。
修行に入って3年目を迎えようとするころでした。雑用ばかりしている事に嫌気がさし大工を辞めようと思っていた時、お客さんが小僧の自分に、家に対する熱意や、思いを語ってくれてました。その時、「家を建てる事は、一生のうちの大きなイベントの一つなのだと、その願いを叶えるのは自分たち大工や、建築士なのだ」と思いました。
その日から、正念を入れ替え親方に怒鳴られながらも親方や、職人さん達の仕事を盗み(見て覚える)ながら、仕事を覚えていきました。
年季が明けた後も、大工として日々精進する日を続け、親方同様、日中現場で仕事をしながら、二級建築士の資格を取得し図面上でもお客さんの願いを取り入れることができる様になりました。
そして、今では、図面の段階で願いを聞き入れ、現場でその願いを形にすることができるようになりました。年季中、親方は厳しかったが、その内に秘めた愛情、そして何より現場を通して、温かく見守ってくれているお客様方に感謝しております。これからもこの気持ちを忘れることなく、日々精進して行きますので、これからも古谷野建築を、宜しくお願いいたします。
親方から引継ぐ信念
は、
『親から子へ、子から孫へ、引継ぐことのできる家創り』
です。
2007/ 3/ 7 二代目 古谷野 勝次
◆
全自動プレカットによる刻みを避ける理由
◆は『家へのこだわり』のページに移しました。
明確に伝える為に写真も掲載しております。
内容は【現在の現場状況】、【生活・暮らしのQ&A】、【イベント情報】となっております(^^)v
良かったらご覧下さい。(^o^)/
【 職人である以上仕事で応える !
M様邸
】
番付【に一】
※写真上:筋交(スジカイ)45o×90o、実際に使用するまでには2〜3ヶ月は写真のように横桟をはさみ、風通しをよくしシートで囲い乾燥させてから使用!
(注)M様邸使用筋交は、45o×105oと、
90o×90o共に自然乾燥材です!
左上は、防湿シートを敷詰め、束石を設置し鋼製束を使い床下地を施工!
この防湿シート、凄いんです!!床下内の湿気は地盤に通し、地盤からの湿気は通さないんです!
写真に写っている床下地木材:大引き(90o×90o)、根太垂木(ネダタルキ):(45o×60o)
どちらも自社の資材置き場にて自然乾燥させたものを使用。
材木屋さんに持ってきてもらった物をすぐに使えば、寸法もピッタリ!しかし、木材が水分を多く含んでいるときに、そのまま使用してしまうと、工事が終わり施主様に引き渡してから数カ月後には木材から水分が抜けて、材料は縮み床と壁の間に隙間ができてしまいます。
乾燥させてからだと手間は掛かります。
水分がを吐き出した時点で木材自体も狂いが出てきてしまい、現場で使用する前には必ず、加工機を使い寸法決め、癖取りとなってしまいますから。
『加工が面倒だからプレーナー仕上げの乾燥材を使えばいいんだよ!』と言う大工さんや、メーカーさん!
ですが、『面倒?』仕事なんじゃないんですか?仕事だと思えば面倒な事は何一つないんですけどね・・・
それに、プレーナー仕上の乾燥材は値段が倍までは行きませんが結構な値段です。
高い値段誰に請求しますか?お客さんですよね!
そんな、高い材料を使うより自分達(古谷野建築)は、垂木一本にしても自社で自然乾燥させてから使用します!
『
お客さんを思う心
=自分達(大工)による徹底した品質管理』
、
『先を見据えた仕事=
お客さんを思う心
』
『仕事だと思えば無駄なこと、面倒な事などは何一つない』
、この3つを、親方(親父)は口にはしませんが行動、態度で自分に教えてくれました。
左は、構造用合板(12o)を貼り、その上から仕上げの床材を施工。
床板:チーク(無垢材)原産国:ミヤンマー
素足で歩きたくなります(^^)
合板のフローリングでは出せない温かみ、質感をもっているのが無垢なんです。
【
蘇 る 欅(ケヤキ) の ・・・
M様邸
】
番付【にノ二】
左上の写真の中央に写っている床下梁!
間取の変更に伴い、この床下梁の下には基礎が新たに新設されてしまい、この床下梁は捨てられる運命でしたが、取外してみてビックリ!!
床下に半世紀いたため砂ぼこりなどで気がつかなかったのですが、材質は欅(ケヤキ)じゃないですか!
このまま廃棄してしまうには惜しいと思い、今までの用途とは別の使い道で使用(^^)
写真右は、製材屋さんに半分に割いてもらった欅(ケヤキ)の床下梁木。
左は、手斧(ちょうな)かけをしている所です。
鉋(カンナ)も手斧も同じなんですが、電気カンナで仕上た木材表面の仕上がりは、全然違います!
電気カンナの場合は、モーターの回転に頼り木材を削り仕上る為、表面の仕上がりにざらつきが出ますが、鉋や手斧の場合は、荒削りの段階でもツヤが出ます!
この梁木どこで使用するかは、今後の現場日記をお楽しみに(^^)/
【 後世に残せる想い
M様邸
】
番付【に三】
M様邸を半世紀前に建築した棟梁の遊び心であっただろう梁組!
当初は、旧土間であった天井の梁組(上右)だけを見せるはずだったのですが、旧土間の奥にあたる部屋と一間つながりになる居間(上左)の天裏にも大黒柱上部を横に走る行梁、これが直径36p以上のものが現れたのでこれを隠してしまうには惜しいと思い、計画変更!
写真左は、先に話した大黒柱上部を横に走る行梁!
行梁だけを覗かせても迫力ある仕上がりになるのですが、より一層行梁を引き立てる為に、二小屋組(小屋梁組)中間に天井を上げました(^^)
急遽、工事の計画変更となったものの、旦那さんは喜んでくれました。
左の写真は、旧土間の天井の梁組!
なぜこの梁組が建築した棟梁の遊び心であったかといいますと、屋根からの荷重に耐える梁以外にも見せる為だけの梁が何本か入っていたからです(^^)
その遊び心のある梁組に引けを取らないくらいに、自分達も遊び心あるものに仕上げています!
ただ・・・
梁組が平面で見ると、三尺桝目に組んであるので梁の上に天井を仕上るのに四苦八苦しました(;へ;)
ですが、仕上がって事でその苦労は無くなります(^^)旦那さんだけでなく、施工(仕事)している自分達も完成が楽しみ(^^)V
【 小さな事からコツコツと
】
番付【に四】
旦那さんに、『この木端(こっぱ)たき火にくべてもいい?』と聞かれました。
確かに、他の方々から見たらこ木屑(きくず)に見えてしまうでしょうが、自分達(古谷野建築)には大事な材料の一つなんです。
5寸(15cm)程度の長さの材料を使う時に、2間(3.64m)の材料から切り取る無駄はしません。
木端(こっぱ)、捨てる事は容易いことですが、
床柱から垂木(タルキ)一本に至るまで
全ては施主様(お客様)からのお金からでているのです!
だから、材料を無駄にしない!材料は使い切ってのもの!
某ハウスメーカーさんの現場を見てみると材料が余ったら産廃ボックスに捨てる。
実際にメーカーさんの仕事をしている大工さんに聞いた事がありますが、断熱材(5坪入)のものが一袋余ったから産廃のボックスに捨てていた、垂木も3尺(910o)の長さの物も捨てていると言うことがあったようです。
柱や垂木となった材料も、製材されるまでには何年、何十年と言う年月をかけて育った木。
木端となった木材も捨てればゴミ、使用可能な場所えを探し出し使うのも自分達大工!
木材だけでなく限りある資源大事にしたいです!
一人、一人の心がけが
eco
(エコ)
に繋がるのでは
ないでしょうか。
【 茨城県!水郷潮来の・・・
】
番付【に五】
茨城県では、もう田んぼの季節になってきました!
『米一粒造るのも、一俵造るのも同じ手間がかかるんだから残すな』って、子供の頃、自分の祖父によく怒られていました・・・
自分も田んぼ(米つくり)を手伝うようになってから『こんなに大変な思いをして農家の方々が造った米無駄にはできないな〜』と実感しました!
左上は、苗箱に土を敷き→種(籾殻つきの米)を敷き→そして土でまた覆う。腰痛もちでもあるため苗箱をビニールハウス内にならべていくのがたいへんでした(*o*;)
右上は、苗箱に敷き詰めている種(籾殻つきの米)!
今後、米造りも掲載していきます!(時々になってしまいますが) (^へ^;)
桜の咲く季節・・・
4月は新年度!自分も何人か新社会人の仲間入りした材料関係の営業さんに会いましたが、無理しない程度に頑張ってくださいね!
どの職業にあっても、初めから仕事のできる人はいないんだから(^^)/先は長いんですから、りきみすぎると続きませんから(^^)
自分も大工になって14年目になりますが仕事は『これでよし!』と言ったことは無く日々勉強!
◆次回番付◆
【ほ】は、現在の現場状況を予定してます
※予定が変更することもございます。
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